新型コロナウイルス感染拡大による影響は旅行業界を直撃しています。
大手の旅行会社でも業績が悪化し、旅行業界は厳しい直面に立たされているのです。
旅行会社の将来に不安を感じ、転職を希望する人も多いでしょう。
ただ、旅行会社から異業種への転職は可能でしょうか。
旅行会社からの転職について説明します。
旅行会社から異業種への転職は、若いほど採用される可能性が高い
旅行が好きで、多くの人に旅行を楽しんでもらうために入社した旅行会社であっても、このまま続けていけるのか不安に感じる人は多いようです。
新型コロナウイルス感染拡大の影響で業績不振に陥っている旅行会社は多く、今後、リストラなども視野に入れられることが予想されます。
旅行会社での仕事が好きでも、不安定な状況では家族を養うこともできません。
そのため、旅行会社からの転職は盛んに行われているといえるでしょう。
ただし、誰でも簡単に転職できるわけではありません。
旅行会社から異業種への転職は年齢を重ねるごとに厳しくなるのが現状です。
若いうちであれば転職先も見つかりやすいため、旅行会社からの転職は早めに決断するようにしましょう。
旅行会社から異業種への5つの転職事情
旅行会社からの転職理由となるのは、新型コロナウイルス感染拡大の影響による業績不振だけではありません。
ほかにもさまざまな理由があります。
そこで、旅行会社からの転職理由を含めた転職事情について説明します。
- 旅行会社によると、3年以内の離職率は50%以上と高い
- 営業が激務であり退職したい人が多い
- 昇給がない事も理由に挙げられる
- 若ければ若いほど、異業種への転職は採用されやすい
- 旅行会社で身に付いたスキルを活かせる仕事への転職が良いとされる
旅行会社によると、3年以内の離職率は50%以上と高い
旅行会社は、就職先として人気の企業ですが、入社から3年以内の離職率が50%をこえるのも特徴でしょう。
就職をしても長く続けられない人が多く、入社しても次々に辞めていきます。
旅行が好きで就職をしたにもかかわらず、実際に仕事は思っていたものと違ったという人が多いのです。
旅行会社の離職率が高い理由の1つに給料の安さが挙げられます。
どれだけ好きな仕事でも、給料が安いと続けていくのが難しいでしょう。
また、体力的にもきついケースが多く、離職率が高くなってしまうのです。
営業が激務であり退職したい人が多い
旅行会社の営業は極めて激務です。
カウンターでの接客だけでなく、顧客との電話やメールのやり取りも頻繁に行われます。
予約確認書や日程表の作成にも追われるなか、発券作業も行わなければならないのです。
さらに、長期休暇前の旅行繁忙期などの予約時期になると、カウンター接客が続き、電話も鳴りっぱなしという状態でしょう。
営業時間が終了しても、残業しなければ仕事が追い付かないこともほとんどで、疲れ果ててしまう人も多くみられます。
このような理由から、退職を考える人は後を絶ちません。
昇給がない事も理由に挙げられる
旅行会社は仕事量が非常に多いのが特徴ですが、先ほども紹介した通り、給料が安い業界でもあります。
さらに、昇給もほとんど期待できないため、将来に不安を感じる人も多いでしょう。
長く勤めれば勤めるほど、ほかの業種との年収に差が生じてしまうことから、早めに転職を決意する人も多いものです。
若ければ若いほど、異業種への転職は採用されやすい
旅行会社から異業種への転職は、年齢が極めて重要だといえます。
30歳を過ぎた転職では即戦力となるスキルや経験が求められることから、未経験の業種への転職は難しくなるでしょう。
異業種への転職は、これから成長する見込みがあるという年齢を武器にをするのがおすすめです。
事実、旅行会社からの転職は若ければ若いほど成功していますので、できるだけ早く転職を決意しましょう。
旅行会社で身に付いたスキルを活かせる仕事への転職が良いとされる
旅行会社ではさまざまなスキルが身に付きます。
カウンター業務では接客スキルやコミュニケーションスキルが得られるでしょう。
また、外国語のスキルが身に付く可能性もあります。
これらのスキルを上手に活かした業種へと転職すると、採用につながるのです。
中途採用では即戦力となる人材を求められるケースが多いため、これらのスキルを実績とともにアピールするのをおすすめします。
旅行会社から異業種への転職を成功させる4つのコツ
旅行会社から異業種への転職を成功させるには、次の4つのコツをおさえることが大切です。
未経験の分野への転職ですので、やみくもに行動するのはおすすめできません。
しっかりとコツをおさえて戦略的な転職活動にしましょう。
- 可能であれば20代のうちに転職活動を行う
- 旅行会社で挙げた実績をアピールすると良い
- 退職理由を聞かれる可能性があるので、しっかりと対策しておく
- 旅行会社で得たスキルをどのように活かせるかをアピールする
可能であれば20代のうちに転職活動を行う
旅行会社からの異業種への転職は、先ほどから説明している通り、若いうちのほうが成功しやすくなります。
年齢を重ねるごとに未経験の業種への転職は難しいため、早くから始めるのが良いでしょう。
なかでも、20代であれば転職しやすい傾向がみられます。
できるだけ早く転職活動を始めると、自分に合った企業にも出会いやすくなるのです。
旅行会社で挙げた実績をアピールすると良い
転職では、旅行会社でどのような実績を挙げたかを具体的に説明をすることが大切です。
営業成績などは、数字を用いてアピールすると伝わりやすいといえるでしょう。
実績があれば応募先の企業でも活躍が期待できることが分かります。
退職理由を聞かれる可能性があるので、しっかりと対策しておく
転職の面接では、退職理由を聞かれるケースが多くみられます。
仕事がきつく給料が安いから辞めたいといったネガティブな理由で転職を考える人もいますが、これらの理由を正直に伝えると、応募先の企業には良い顔をされないでしょう。
企業だけを責めているような転職理由では、またすぐに辞めてしまうと判断されてしまいます。
そのため、前向きな転職理由をあらかじめ考えておくようにしましょう。
旅行会社での経験を活かしたキャリアアップを望むことや、自分が本当にやりたいことを応募先の企業でかなえるためといった理由であれば、応募先企業を納得させられる可能性もあるのです。
旅行会社で得たスキルをどのように活かせるかをアピールする
転職活動では、旅行会社でどれだけのスキルを手に入れ、そのスキルをどのように活かせるのかをしっかりとアピールしましょう。
応募先企業が求めるのは、即戦力として活躍できる人材です。
どのくらいの能力があり、どのくらい活躍できるのかをできる限り伝えることで、転職が成功へとつながります。
旅行会社から異業種への転職で5つのおすすめ職種
旅行会社からの転職はどこでも成功できるとはいい切れません。
旅行会社で培ったスキルを活かせる業界が適しているといえるでしょう。
旅行会社からの転職にぴったりの転職先は次の通りです。
- 不動産業界
- 人材会社
- 広告業界
- インターネット業界
- 物流
不動産業界
旅行会社でカウンター営業などを経験した人は不動産業界への転職も1つの方法です。
不動産業界でも、お客さまの希望をしっかりとヒヤリングし、最適な物件を提案します。
販売する商品は違いますが、仕事内容には相似している点も多いでしょう。
そのため、旅行会社からの転職では相性がいいのです。
人材会社
人材会社も、旅行会社からの転職にぴったりだといえます。
新型コロナウイルス感染拡大の影響により市場規模が縮小している旅行会社に対し、慢性的な人手不足の影響で市場規模を拡大させているのが人材会社です。
非常に将来性が高い業種ですので、転職によって安定した暮らしを求める人にも適しています。
また、人材会社でも旅行会社のカウンター業務で培った対人スキルが活かせるといえるでしょう。
旅行会社でプランナーをしていた人は、商談スキルやプレゼンスキルなどを活かしてリクルーティングアドバイザーとして働くこともできます。
広告業界
クライアントの希望する広告を作成する広告代理店も、旅行会社からの転職にはおすすめです。
旅行代理店はプレゼンテーション能力が高く、企画力を持った人材が多いと考えられていますので、旅行会社からの転職者の採用を積極的に行っています。
対人能力が身に付き、クライアントと良い関係を維持して働けることも高く評価されているといえるでしょう。
インターネット業界
これまでの働き方に不満を感じ、旅行会社からの転職を希望するのであれば、ベンチャー企業などのインターネット業界へと転職してみましょう。
インターネット業界は在宅でも勤務できる可能性が高く、出社する場合でもフレックスタイム制が導入されているケースも多くみられます。
自分の時間をしっかりと確保して働けるようになることから、プライベートも充実させられるのが魅力です。
パソコンのスキルが必要ですが、若いうちからの転職であれば未経験でも採用される可能性が高くなります。
これまでとは違った環境で働きたいという人にもぴったりの転職先です。
物流
旅行会社ではお客さまのクレームに追われることも多いため、接客業を離れたいと理由から転職を考える人もいるでしょう。
そういった場合には、物流業界がおすすめです。
物流業界であれば、荷物を運ぶ仕事ですので顧客対応のストレスから解放されます。
また、インターネットショッピングの普及により物流業界の需要の拡大は続いているため、将来性も高いといえるでしょう。
旅行会社から異業種への転職理由の書き方
旅行会社から異業種への転職では、転職理由が非常に重要です。
転職理由が曖昧な場合には、書類選考が通過できず、面接さえしてもらえないこともあります。
そのため、応募先企業の心を打つ転職理由を作成することが大切です。
ここからは、転職理由の書き方を紹介します。
- 最初に、転職前の会社の問題点を転職理由を述べる
- その結果、どのようになっているかを述べる
- 「御社では・・・」と採用後に活かせるスキルがあればアピールをする
最初に、転職前の会社の問題点を転職理由を述べる
旅行会社からの転職理由を書くときには、転職前の会社の問題点を提示することから始めます。
どうして転職したいのかを洗い出し、どのような問題を抱えているから転職したいのかを説明しましょう。
先に結論を述べておくことで、体系立った文章に仕上がります。
その結果、どのようになっているかを述べる
次に、実際に抱えている問題を深掘りしていきます。
転職前の会社で感じている問題によって、自分はどのような働きづらさを感じているのか、どのように改善したいのかを具体的に説明しましょう。
このとき、愚痴にならないようあくまでもポジティブな内容にすることが大切です。
「御社では・・・」と採用後に活かせるスキルがあればアピールをする
転職理由がはっきりし、自分の抱える問題点が説明できると、将来どうなりたいのかについてアピールします。
このとき、応募先の企業であればどのような活躍ができるのかを織り交ぜておくことがポイントです。
転職理由をポジティブに考え、転職後のビジョンへとつなげることで可能性の高い人材だと判断してもらいやすいでしょう。
例を挙げると、「業務の効率化を実現している御社で、自分自身を成長させたい」、「成果報酬制を採用している御社で、自分のスキルを活かして活躍したい」などがあります。
旅行会社から異業種への転職は、おすすめ職種を見極めよう
旅行会社は忙しい毎日に追われることが多い仕事ですが、それに見合った給与が得られないケースがほとんどのため転職を考える人もいるでしょう。
旅行会社で培ったスキルを活かした転職は可能ですが、未経験の異業種へと転職を希望する場合には、20代で転職活動を始めるのがおすすめです。
早いうちの転職であれば採用される可能性が高くなります。
また、職種選びも重要だといえるでしょう。
今回紹介したコツを参考に、異業種への転職を目指してください。



